無事バンコクから戻ってきました。早朝降り立った成田空港も暖冬のせいか、思っていたほどには寒くはない様子。
寒さの苦手なこの僕としてはひと安心といったところです。
さてバンコクに着いた当初は体調も思わしくなくて、持病の慢性蕁麻疹が体中に出まくり状態でした。
ですから、ほとんど何もせず、ただひたすらホテルの窓から望むチャオプラヤー川を眺めたりしてぼんやりと過ごしておりました。そういえばその昔、歴史の教科書で習った、あの山田長政の一行を乗せた船も当時幾度となくこの河を遡っていたことでしょうね。
<黄昏に 浮かぶ小船を眺めおり いにしえびとに想いを馳せる>
チャオプラヤー(メコン川)の両岸には、昔ながらの寺院や建造物と並ぶようにして、けっこう近代的な高層ビル群が立ち並び、バンコクは街の至るところに新しきものと古きものとが混在する、やはり東南アジア随一の大都会です。
しかし相変わらずの繁華街の激しい交通渋滞にはいささかうんざり(以前に比べれば多少は改善された感もありますが)。つ〜んと鼻を突くあの軽油の匂い。歩道を歩けば、どんよりと淀んだ空気にほんと頭がくらくらきます。
当初は静かな河畔のホテルでゆっくりと静養する予定でしたが、体調が戻るにつれて、ちょっぴり退屈さも増してきました。五日もすると、さすがこの僕も賑やかな街中に繰り出してみたい衝動を押さえ切れなくなってきた次第です。
これがもっと田舎っぽいバリ島あたりなら不思議と何もしないでのんびり過ごせるのですけれどね。やはりバンコクは都会です。それにチャオプラヤー川といっても、ビジュアル的には隅田川とか荒川あたりとたいした違いはないですからね。少しばかり川幅が広いかな(笑)。
これはその後バスツアーで訪れた、アユタヤの街はずれにあるかつての日本人町跡に咲いていた素敵なブーゲンビレア。
今では往時を偲ばせるような暮らしの痕跡すらありませんけども、一説には、この界隈に1500人もの日本人が暮らしていたとか。
ちなみに僕は今回が三度目のバンコクなのですが、じつはアユタヤには一度も行ったことがありませんでした。
アユタヤ王朝の衰亡、そして日本の鎖国により、だんだん現地の人々に同化されるようにして、やがて日本人街も自然消滅したそうであります。強者どもの夢の跡といったところでしょうか。さてさて、今宵はこの辺でお終いにしときます。眠いです。
